株の信用取引は初心者に不向き?
株を始めると、当然のことながら、欲しい株がどんどん出てきます。
しかしよほどの資産家でない限りは、欲しい株を無限に買える財力を持っているわけではありません。
そこで、「お金はないけど株を売買したい」という人のために設けられたのが、この信用取引という制度です。
信用取引とは、証券会社から株式購入の資金や株を借りて株式売買を行う投資手法のことです。
信用取引には、「信用売り」「信用買い」の2種類があります。
・信用売りでは、投資家は証券会社より株式を借り入れます。それを市場で売却し、売却代金は証券会社が管理し定められた期日内に同じ銘柄の株式の買い付けを行なった上で、売却時と買い付け時の代金の差額を決済します。
・信用買いでは、投資家は証券会社より資金を借り入れて株式を買い付け、株式は証券会社が保管しており、買い付け時と売り付け時の代金の差額を受け取る、または支払う。
このように信用売りでは株を、信用買いではお金を借りることになります。
信用取引では、クレジットカードのように、決済は後で行います。
よって、そのときはお金がなくても、株の売買ができるというわけです。
ただし信用取引は、当然審査や限度額があるので、文字通りある程度の信用が必要になります。
日本の場合、利用に当っては証券会社に信用取引用の口座を開設することになります。
損益が膨大となりやすい特徴があるので、利用に当っては取引制度を十分に理解する必要があり、投資家保護の観点から口座開設に当たって証券会社の審査が実施されています。
株の信用取引の注意点
信用取引は、言ってしまえば「証券会社からお金や株を借りて株の売買を行う」ということ。
もちろん審査や限度額はあるものの、すぐに株を買うお金を作れない人にとっては、信用取引は興味のあるシステムですね。
しかしながら、この取引は初心者には向きません。
なぜなら、信用取引の返済は半年後で、金利もあります。
つまり半年以内に株で利益を出さなければ、借りたお金や株は返せないことになりますので、このようなリスクは初心者には負えません。
確実に返済できる自信があるならともかく、株で大損したなんて日には、もう目も当てられませんね。
自分の持っている資金力以上の取引で株で損をした場合など、借りたものは金利も含めて絶対返さなくてはならないこともありますので、信用取引の制度を利用する際は、
以上のことを念頭におき、安易に手を出さないようにしたいものです。